一戸建て住宅引き渡し時検査の実際

一戸建て住宅引き渡し時の検査

ここでは、一戸建て住宅引き渡し時に現場において、実際にどのような検査をするのか、順を追ってその様子をご紹介します。

地盤と建物の傾斜測定

 新築住宅において、地盤・建物が傾いていないかを引き渡し前に確認することは非常に重要なことです。傾きを測定するには、3通りの方法により確認します。

  • 基礎と外壁との取り合い部分の水切りにスケールを当てて、オートレベルによりその数値を読み確認します。通常、6~8ヶ所において測定します。
  • 建物の2階窓から下げ降りを降ろし、上部と下部において糸と壁との距離を測定して確認します。通常、東西方向と南北方向の2面について測定します。
  • 部屋内に入り、レーザーレベルを据えて、4~6ヶ所において測定します。

この方法により、地盤・建物が傾いていないのか正確に確認することができます。

オートレベル測定器を据えて建物傾斜を測定します。表と裏とで2ヶ所程度、測定位置を変えます。
オートレベル測定器を据えて建物傾斜を測定します。表と裏とで2ヶ所程度、測定位置を変えます。
水切下端にスケールを当て数値をオートレベルで読みます。位置を変えて数値に誤差が少なければ傾きは無しです。
水切下端にスケールを当て数値をオートレベルで読みます。位置を変えて数値に誤差が少なければ傾きは無しです。
2階の窓から手を出して、壁に下げ降りを当てます。壁と下げ降りの糸の距離は50mmとなります。
2階の窓から手を出して、壁に下げ降りを当てます。壁と下げ降りの糸の距離は50mmとなります。
下部で糸と壁との距離を読みます。50mmであれば傾きはありません。
下部で糸と壁との距離を読みます。50mmであれば傾きはありません。
各部屋の中央にレーザーレベルを据えて4~6ヶ所において測定します。
各部屋の中央にレーザーレベルを据えて4~6ヶ所において測定します。
部屋の入隅もしくは出隅部分にレーザーを当てると壁の傾き状況がわかります。
部屋の入隅もしくは出隅部分にレーザーを当てると壁の傾き状況がわかります。

外部排水管のチェック

地盤・建物の傾き検査が終了しますと外部の排水管のチェックを行います。建物周囲には汚水排水と雨水排水管が設置されています。全ての会所の蓋を開けて、状況を目視にて確認します。そして、実際に内部水栓を全て開けて、流水状況を目視にて確認します。

全ての会所の蓋を開けて、排水管に詰まり、異臭、異音がないか、流水状況を確認します
全ての会所の蓋を開けて、排水管に詰まり、異臭、異音がないか、流水状況を確認します。
水を流して流水状況を確認します。
実際に水を流して流水状況を確認します。
洗面台にある給水栓を開けて、流水状況を確認します。同時に水漏れがないかも確認します。
洗面台にある給水栓を開けて、流水状況を確認します。同時に水漏れがないかも確認します。

外部仕上がり状況のチェック

排水管のチェックが終了すると外部の仕上げ材の施工状況を目視にて確認します。

基礎にひび割れ、ジャンカ、割れ、錆びなどの問題がないかを確認します。
基礎にひび割れ、ジャンカ、割れ、錆びなどの問題がないかを確認します。
外壁材にひび割れ、不陸、ハラミ、割れなどの問題がないかを確認します。
外壁材にひび割れ、不陸、ハラミ、割れなどの問題がないかを確認します。
サッシュ周りのコーキングに割れ、抜け、隙間などの問題がないかを確認します。
サッシュ周りのコーキングに割れ、抜け、隙間などの問題がないかを確認します。
軒裏、軒樋、縦樋の設置
軒裏、軒樋、縦樋の設置に問題がないかを確認します。
縦樋の取り付け
縦樋の取り付けにガタツキがないか、問題がないかを確認します。
給湯器の配管に漏水、断熱材の欠如、配管周りのコーキングなどに異常がないか
給湯器の配管に漏水、断熱材の欠如、配管周りのコーキングなどに異常がないかを確認します。
給湯器の仕様確認
給湯器の仕様が図面通りか確認します。一般的に24号の場合が多いです。
排水管と外壁の取り合い部分のコーキング
排水管と外壁の取り合い部分のコーキングが適切か。ここに隙間があれば、水が浸入します。
フェンスにガタツキがないか
フェンスにガタツキがないか、歪みがないか、真っ直ぐか等を確認します。
タイルの浮き
ポーチ土間タイルが適切に貼られているか。接着不良を起こしていないか。打診棒を使用して接着状況を確認します。
インターホン動作の確認
インターホンが正常に動作するか。内部では、画像が鮮明に映るのかチェックします。
給湯管と基礎の取り合い部分
給湯管と基礎の取り合い部分に孔が空いていました。不具合があれば、テープを付けて補修依頼をします。

内装仕上がり状況のチェック

外部のチェックが終わりましたら、いよいよ内部のチェックを目視にて行います。

玄関扉の開閉状況をチェックしています。開閉状況は、全ての扉に関して行います。
玄関扉の開閉状況をチェックしています。開閉状況は、全ての扉に関して行います。
玄関扉の施錠状況をチェックします。
玄関扉の施錠状況をチェックします。
収納棚内部の棚にガタツキがないか、棚枚数は図面通りか、清掃状況はどうか等をチェックします。
収納棚内部の棚にガタツキがないか、棚枚数は図面通りか、清掃状況はどうか等をチェックします。
玄関扉敷居が水平に取り付けされているか、水平器を置いてチェックします。
玄関扉敷居が水平に取り付けされているか、水平器を置いてチェックします。
玄関扉が垂直に取り付けされているか、水平を当ててチェックします。
玄関収納が水壁に取り付けされているか、水平器を置いてチェックします。
扉の開閉状況をチェック
扉の開閉状況をチェック
水平器を当てて、扉の建付けをチェック
水平器を当てて、扉の建付けをチェック
床フローリングに浮き、キシミ、振動がないか足踏みをして確認
床フローリングに浮き、キシミ、振動がないか足踏みをして確認

サッシュの開閉状況をチェック
サッシュの開閉状況をチェック

窓ガラスの仕様をチェック
窓ガラスの仕様をチェック
雨戸シャッターの開閉状況をチェック
雨戸シャッターの開閉状況をチェック
サッシュが水平に取り付けされているか、水平器を置いてチェック
サッシュが水平に取り付けされているか、水平器を置いてチェック
サッシュに傾きがないか、水平器を当ててチェック
サッシュに傾きがないか、水平器を当ててチェック
クローゼット内部、引っ掛けパイプにガタツキがないかチェック
クローゼット内部、引っ掛けパイプにガタツキがないかチェック

(まだまだ、続いていきます。)

 ご相談・お問合わせ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。住まいの購入やリフォームは、多くの方が「本当にこれで大丈夫なのか」と不安を感じながら進めています。こんな方は、一度ご相談ください。

  1. 中古住宅の購入で迷っている
  2. この家を買って後悔しないか不安
  3. 専門家の第三者意見を聞きたい
  4. 自分の家の耐震性を知りたい
  5. 家のトラブルの解決したい

 「あんしん住宅相談室」では、建築士が第三者の立場で、状況を整理し、分かりやすくご説明します。

まずは、状況をお知らせください

お問合わせ・ご相談フォームは、こちらから⇒
見積・業務のご依頼フォームは、こちらから⇒
※相談フォームからのご相談・お問合わせは無料です。

お急ぎの場合は電話でも可能です
TEL:078-855-3871

 業務範囲

 神戸市を中心にして、阪神地域に限定させていただいております。遠方の場合は、ご相談下さい。交通費・出張費は、その都度、見積させていただきます。                            
府県地域(阪神地域)
兵庫県 神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市、宝塚市、伊丹市、川西市、三田市、三木市、加東市、明石市、 など
大阪府 大阪市、吹田市、豊中市、池田市、摂津市、東大阪市、守口市、門真市 など

■事務所
〒651-0083
兵庫県神戸市中央区浜辺通4-1-23 三宮ベンチャービル702号
「安水建築事務所」内
TEL:078-855-3871 FAX:078-330-1102

やっさんをフォローする
タイトルとURLをコピーしました